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え?こんな事で手術?!本当は怖い指の骨折

  • 2017年03月11日

 

少年期や青年期にも多く、世代関係なく起こる突き指。

実は、突き指で手術になる事が多い事をご存知ですか?

今回は当院でも多い突き指について解説致しましょう。

突き指は腫れても突き指ならと治療に行かずにそのままという方も多く、中々治らないと当院に来院した時にそんなに酷いとはと言う患者様が意外に多いです。

突き指は2週間以内に受診を心がけましょう。

 

 

病院に行くべき?簡単突き指チェック!!

見逃しやすい突き指のケガ、突き指したら受診するのが一番ですが、これがあれば絶対病院に行くべき3つのチェックポイントをご紹介します。

①腫れが無いかチェック!

    痛くない方の手と見比べて腫れている様なら靭帯や骨を傷ついている可能性が高いので受診する事をオススメします。

②動かしてチェック! 

    指を曲げ伸ばししてみて痛みがある、または曲がらない伸びない場合は受診する事をオススメします。

    ※特に動かない場合腫れが少なくても必ず受診して下さい。靭帯損傷、骨折の可能性が高いです。

③触ってチェック!

    痛い指を触ってみると痛くない指を形が違ったり、痛みが走ったり、指を伸ばした状態で指を押し込んだ時に痛みがある場合は受診をオススメします。

    ※形が違う場合や指を押し込んで痛い場合は骨折の可能性が高くなりますので必ず受診して下さい。

 

指の骨折は大変見逃しが多いです。

これはケガが見つかりにくいのでは無く、このくらいならと病院に受診しない事が多いからです。

指の骨折は腫れが比較的少なく、捻挫くらいで折れているとは思わなかったっと言う患者様がほとんどだからです。

ですから突き指だからと甘く見ずに受診する事をオススメします。

 

突き指での代表的な症例~マレットフィンガーについて~

今回は、数ある突き指での外傷の中でマレットフィンガーについてお話いたします。  その他は、別のページにて解説予定です。

マレットフィンガー(槌指)は、正面から指先に外力が加わった時に発生し、第一関節部が損傷したものを言います。

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マレットフィンガーには大きく分けてⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型の3タイプがあります。

Ⅰ型は、靭帯のみの損傷で靭帯損傷または断裂があるものです。これは、指を固定して全治3~4週間程かかります。

Ⅱ型は、腱に引っ張られる事で骨が一部欠けてしまう物で剥離骨折タイプになります。これは接骨院でも対応可能な骨折です。指を固定し全治4~5週間。

Ⅲ型の場合は、Ⅱ型と同じく骨折なのですが欠けてしまった骨片が指の関節の幅の1/3以上の大きさがある場合は、絶対的手術の対象となります。

 

当院の患者様の例を挙げてみましょう。

80代女性。畑仕事をしている際に機械に指をぶつけてしまい突き指程度ならと様子をみていたが、指が伸びないことに気づき当院へ来院されました。

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腫れはあまり目立ちませんが指が第一関節から曲がってしまっているのが分かると思います。

右側はエコーでの指の状態です。何型損傷か分かりますか?

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で囲まれているのが折れた骨片で、この症例はⅢ型になります。

手術対象のお怪我ですが本人の希望により当院にて経過観察を行い、脱臼する恐れがあること、指は伸びなくなることを説明し症状が軽減した時点で治癒としました。

この様に、ただの突き指かと思っていたら骨折だったという事が多いです。

突き指をしたら念のため病院へ行くことをオススメします。

 

当院での症例

 

H27.4.12 6歳 男性  

バスケットボールをしていてボールに第2指があたり負傷。

エコーにて検査したところマレットフィンガーⅠ型と判断し、指を伸展位にて固定し経過観察。

2週にて症状軽減し治癒となる。

 

H29,6月

自宅のドアに左環指を引っ掛けて負傷。エコーにて検査したところ骨折の疑いがあったので病院へ紹介、レントゲン検査にて骨折と診断。

当院にて固定経過観察を行いました。

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