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RIESと適切な応急処置について

  • 2021年05月17日

夏になるとレジャーやスポーツ大会など身体を動かす機会が増えますよね?

今日はケガをした時の適切な処置についてお話致します。

まずは基本的なRICSから説明いたしましょう。

RIⅭS

捻挫や打撲など痛めて直ぐのケガに主に使います。

Rest (安静)
まずは動かさない事が大切、これには固定やサポーターも含まれます。

Icing (冷却)
アイシング、患部を冷やします。患部全体を冷やすのではなく熱や腫れがある場合をピンポイントで冷やすのが重要。

Compression(圧迫)
包帯などで締め付けたりして固定し、腫れが大きくならない様にします。

Elevation(挙上)
ケガした患部に重力で腫れや血が溜まらないように患部を心臓より高いところに持ち上げます。三角巾などもここに入ります。

このRICSで一番重要なのはIcing(冷却)です。

アイシングは、幹部以外も冷やしてしまうと血流が悪くなり患部の回復を遅らせてしまうので、痛みがある場所をピンポイントで冷やす様にしましょう。

冷却スプレーや湿布は皮膚の表面を冷やすだけなのであまり初期には効果はありません。

氷で氷嚢を作り(製氷機の氷なら0度以下にならないのでそのまま使いますが一般的な冷凍庫の氷は冷たすぎるので水を入れて氷嚢にします)患部に押し当てます。

肌がピリピリして感覚がなくなるくらい15分から20分はしっかり冷やす様にしましょう。

ケガをして3かぐらいはRIESを行いお風呂には浸からないようにするのですが、4日目くらいからは冷やしすぎないようにしなければいけないのでアイシングはしない方が良いでしょう。